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動画制作を始めようとする方がまず悩むのが、「どの編集ソフトを選べばいいのか」ではないでしょうか?

世の中には様々な動画編集ソフトがあります。どのソフトを選ぶかで今後の制作の方向性が変わるのでは不安に思う方もいるかもしれません。

そんな初心者動画製作者の方に、「動画編集ソフト選びで最も大切なこと」をお伝えします!

1.そもそも動画編集ソフトのできる事とは

「動画編集ソフトは使うのが難しそう」と思う方も多いかもしれませんが、実はその役割はたった4つしかありません。「切り取る」「並べ替える」「重ねる」「エフェクトをかける」、これだけです。

切り取る

撮影した各ショットの使わないところを切り捨て、使える部分だけを残します。

並べ替える

切り取った各部分(各カット)の順番を並べ替えて、訴求力のある流れに仕立てます。

重ねる

画像・映像・テキストを重ねて、より伝わりやすい動画にします(レイヤーを重ねるとも言う)。

エフェクトをかける

トランジション(カットとカットをつなぐ切替効果のこと)、カラーグレーディング(映像の色相・明度・彩度などを修正すること)、合成処理や音声編集など、映像を修正・加工をして質を高めます。

2. どんなソフトがあるの?

それでは動画編集ソフトの4つの役割に「OS」と「初心者向け」の2つの観点をプラスして、巷に出回っている主要ソフトを見ていきましょう。

iMovie

OS: Mac
カットする
並べ替える
重ねる
エフェクト
初心者向け

Apple社が無料で提供する動画編集ソフト。基本的なことはできますが、2つまでしかレイヤーを重ねられないのがちょっと不便です。

Final Cut Pro

OS: Mac
カットする
並べ替える
重ねる
エフェクト
初心者向け

一昔前までは動画編集の定番ソフトでしたが、プロ仕様から一般ユーザー向けに路線を変更してから利用者が減りました。だからこそ初心者~中級者には使いやすい面も。

Premier Pro

OS: Windows, Mac
カットする
並べ替える
重ねる
エフェクト
初心者向け

多くのプロが最終的に行き着くソフト。なんでもできる一方、機能が豊富すぎて初心者には難しいかもしれません。

PowerDirector

by カエレバ

 

OS: Windows
カットする
並べ替える
重ねる
エフェクト
初心者向け

Premier Proには劣るものの、上級者の利用にも耐え得る編集力を備えています。
動画編集初心者から上級者まで長く使える一品。Mac版が無いのが痛いところ。

VideoStudio

by カエレバ

 

OS: Windows
カットする
並べ替える
重ねる
エフェクト
初心者向け

全体的にPowerDirectorと似ているので、体験版を触って好きな方を選ぶと良いかと思います。PowerDirectorと同じくMac版はありません。

AviUtl

OS: Windows
カットする
並べ替える
重ねる
エフェクト
初心者向け

Windowsの動画編集フリーソフトの中でもっともメジャーなもの。プラグインを足せばかなりのことができますが、その分複雑度も上がり初心者にはとっつきにくいかもしれません。

Windowsムービーメーカー

OS: Windows
カットする
並べ替える
重ねる
エフェクト
初心者向け

Windowsの標準動画編集ソフト。入門には良いですが、レイヤーを重ねられないのですぐに限界がきます。

3. 結局どれを選べばいいの

正直、Windowsムービーメーカー以外ならどれでもいいです。いや、ほんとに。

なぜかというと、動画編集の4要素――切り取る・並べ替える・重ねる・エフェクトをかける――のうち、動画編集の8割は最初の3要素で成り立っています。そして表を見れば分かるように、この3要素は大概のソフトができるんですよね。

では優れたソフトは一体何が違うのかというと、「エフェクトをかける」なんです。豊富なトランジションだったり、カラーグレーディングだったり、合成だったり、アニメーションだったり。でもこれは上級者になってからで十分。(ちなみに初心者は様々なトランジションを使う傾向がありますが、腕が上がってくるとフェードとディゾルブに落ち着きます)

それよりも、切り取る・並べ替える・重ねるの理論をマスターするほうが先決です。なぜならその3要素こそ、動画制作で最も大事なこと――「ストーリーを伝える力 」に直接的に関わる編集だからです。

4. ストーリーが一番

動画制作で最も大切なこと、それは「ストーリー」です。

その動画で伝えたいメッセージを明確にする。明確にしたメッセージをそれぞれの撮影カットで表現し、それらを並べ替えて1つの物語を紡ぐ。それこそが一番重要な要素です。

漫画に例えるなら、カイジが良い例です。絵が綺麗でなくても、ストーリーがしっかりしていれば人を惹き付けますよね。

逆に、どんなに絵が綺麗でもストーリーがつまらなければ途中で飽きてしまいます。動画もそれと同じで、綺麗に整えたカットだけ並べても、それをつなぐストーリーがないとすぐに「閉じる」をクリックされてしまいます。

*怒られそうなのでモザイクかけておきます。

ちなみにストーリーが大事なのはシネマやショートフィルムだけでなく、説明・解説動画でも同様です。その場合は、大まかな概要を説明してから細部を詰めていく、理解を深めるために例を挙げるといった「説明の物語性」が必要になります。

まとめると――

動画編集ソフトの役割は「切り取る」「並べ替える」「重ねる」「エフェクトをかける」の4つです。そのうち大切な最初の3つは大抵のソフトならできます。そして、その3要素こそ動画でもっとも大切な「ストーリーを伝える力」に直結します。

ストーリーさえしっかりしていれば、動画編集ソフトなんて何でもOKです(少なくとも上級者レベルになるまでは)。

投稿者プロフィール

那須裕介
那須裕介
日本の魅力を世界に伝える開国クリエイター。
インバウンド動画制作、訪日観光動画メディア「じゃぱねすクエスト」更新、一棟貸しの宿じゃぱねす邸を京都高山で運営をしています(簡易宿所許可有)。お問い合わせはこちらから