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ブランドとは一体なんでしょうか?

自分が運営するインバウンド動画チャンネル「ジャパネスクエスト」では、より多くの訪日外国人にコンテンツを知ってもらおうと取り組んでいます。そのためには「ブランドを築く」ことの大切さを実感しています。

でも、そもそも「ブランド」とは何なんでしょうか?

ブランディングの研究者でTEDxの講演者でもあるPatrick Hanlonは、著書「Primal Branding」の中で次のように述べています。

「ブランドとは信念体系(Brief System)である」

つまりブランドとは多くの人が共通して信じている観念であり、平たくいえば宗教に近いということです。(よくアップル信者とかスタバ信者とか言いますもんね。)

さらに、その信念体系は7つの要素から成り立つと説明しています。ということで今日は洋書「Primal Branding」を元に、ブランドを築くために大切な7つの要素を学びましょう。

1. 発祥の物語(Creation Story)

Hanlon氏は、「あなたのサービスがどうやって始まったのかを語ることは、あなたのサービスがどんな魅力があるのかを語るのと同じくらい重要だ」と言っています。サービス発祥のストーリーを共有することで、利用者との距離を縮め、体験を共有することができます。

例)
アップル:二人のスティーブが両親のガレージでコンピュータを作った。
フェイスブック:大学にハッキングして生徒の写真を手に入れ、「フェイスマッシュ」というゲームを流行らす。
キリスト教:聖母マリアが処女のままイエスを身ごもった。

2. 信条 (Creed)

信条は、あなたサービスの理念や価値を定義して従業員やお客さんに伝えことです。

例)
アップル:Think different
グーグル:don’t be evil.
ナイキ:Just do it.

3. アイコン (Icons)

アイコンは、あなたのサービスを想起させる象徴です。ロゴはもちろん、匂いや音でさえアイコンになり得ます。

例)
アップル:リンゴマーク
キリスト教:十字架
DJI: ドローンの起動音

4. 儀式 (Rituals)

儀式とは、あなたのサービスと利用者の間で繰り返し行われる行動です。ポジティブな行動が儀式になることもあれば、ネガティブな行動が儀式となることもあります。

アップル:WWDC(アップルが毎年行っている、開発者向けイベント)
任天堂:スーパーファミコンのカセットに息を吹き込む(ネガティブな儀式)
キリスト教:毎週日曜のミサ

5. 異教 (Pagans)

アップル信者がウィンドウズを嫌うように、対立することで自己サービスの特徴が明確になり、ブランドが強固になります。下記の動画が良い例でしょう。

6. 聖なる言葉 (Sacred Words)

内輪だけに通じる隠語を使うことで、利用者の帰属欲求を満たすことが出来ます。

例)
アップル:iPad, iPhone, iOS
スターバックス:ノンシュガーダブルトールエクストラホットソイラテ
ラーメン二郎:ニンニクヤサイマシマシ

7. 教主 (Leader)

最後に大切なのがリーダー、すなわちリスクをとって理想を現実にする人間です。

アップル:スティーブ・ジョブス
バークシャー・ハサウェイ:ウォーレン・バフェット

まとめ

ブランドとは信念体系、つまり多くの人々が共通して持つ観念である(宗教に近い)。

ブランドを作るには7つの要素――起源の物語、理念、偶像、儀式、異教、聖なる言葉、教主――が大切である。

より多くの要素を含むほど、より強固なブランドを築ける。


アップルがあれだけ強固なブランドを築いているのは、7要素全てを揃えているからなのだと実感しました。インバウンド動画チャンネル「ジャパネスクエスト」も、この7要素を意識して作り込んでいきます!

投稿者プロフィール

那須裕介
那須裕介
日本の魅力を世界に伝える開国クリエイター。
インバウンド動画制作、訪日観光動画メディア「じゃぱねすクエスト」更新、一棟貸しの宿じゃぱねす邸を京都高山で運営をしています(簡易宿所許可有)。お問い合わせはこちらから

One thought to “「Primal Branding」に学ぶ、ブランド構築に大切な7つの要素”

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